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コロナ禍 見えない災禍
コロナ禍と世間で表現されるようになって久しく、たくさんの方の生活様式が変わってしまわれています。
無関係な方などいらっしゃらないわけですが、その影響度合いは個々人によって様々だと思います。
占い師は占いの見地から、それについて思索したり、意見を述べさせていただいたりする機会があります。
東日本震災直後からの鑑定歴を振り返り、その当時のことなども思い起こす中で
「目に見えない災禍」であることが、良くも悪くもそれぞれの心をバラバラにしているような感じが、
東日本大震災の頃よりもぼんやりと、しかしながらハッキリと拡散している気が致します。
新規感染者数は数字として表されて、その後ろにある個々人の苦労や不幸はクローズアップされません。
また、震災の映像は、「目に見える災禍」として、理屈や思考を超越する説得力を持っていましたから、
あの災禍によって人々が議論で争い合うことはなかったと思います。
大切な方をどんな形で失っても、生きている方には生きている時間が続きます。
一丸となることが叶わない空気感の中であっても、せめて目の前の誰かに対する一瞬くらいは、
と思ってそれぞれが少しずつだけでも過ごせたら。
どうして自分ばかりが…??と悲観に暮れないで居て欲しいと思いながら。
大難を小難、小難を無難にするお手伝いをしたいな、と改めて思わせられます。
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